オー・シマールの歴史は古く、少なくとも1700年代まで遡ります。実際のシャトーは18世紀に建てられ、シャトーの名前は以前の所有者の一人であったシマール伯爵に由来しています。
畑はもともと一つの区画でしたが鉄道の施設により2区画に分断され、40ヘクタールの大きな区画はシマールに、残りの8ヘクタールはオー・シマールとしてリリースされています。
2008年ヴォーティエ家の所有となり大規模な投資が行われシャオー・オーゾンヌのチームが管理し、同様の哲学のもとにワイン造りが行われています。
この小さな区画から、毎年僅か2,500ケース程度しか生産されません。

グレート・ヴィンテージ2010年は状態も素晴らしくコストパフォーマンスが優れたワインです。

アペラシオン：サン・テミリオン・グラン・クリュ
面積：8ヘクタール　
土壌：粘土を含んだ砂と砂利
ロケーション：カノン、カノン・ラ・ガフリエール、パヴィに囲まれた区画
平均樹齢：20年
品種：メルロ60％、カベルネ・フラン40％
醸造：コンクリートタンクで醗酵、熟成はオーク樽（新樽50％）にて12か月
マネージャー：ファミーユ・ヴォーティエ（シャトー・オーゾンヌ）
メートル・ド・シェ：ティエリー・レザン

評価
Falstaff（ファルスタッフ）：93点
フルボディ、ジューシーなダークベリーの果実味。きれいに溶け込んだ繊細なタンニン、チョコレートのような後味、スパイシーで持続性があり、後味にカルダモンのニュアンス。
ジェームス・サックリング：90-91点


シャトー・オー・シマール2010
参考小売価格￥7,480（税込）